ギャンブル依存症の治療は病院と施設で対応や費用の違いがある?

ギャンブル依存症は治療が必要な精神疾患です。

民間運営の回復施設や自助グループなどもありますが、病気なら治療はやはり病院なのでしょうか?

そこで、ギャンブル依存症の専門病院と依存症回復施設の違いをまとめてみました。

ギャンブル依存症は治療が必要なの?

そもそも、ギャンブル依存症は病院で治療する必要があるのでしょうか?

熱がしたり身体に不調があるわけでもなく、仕事もしている。ただギャンブルがやめられないだけって人も多いですよね。

そんなギャンブル依存症の人は、自分が依存症と気付いていないことが多いですし、認めようともしません。

ギャンブルがしたくてたまらないだけなので、病気だなんて言われても、違うと言い張るでしょう。

ですが、ギャンブル依存症治療の第一歩は、本人が認めることなので、病院で診断されるのが一番納得できるのではないでしょうか。

そういった意味で、病院で診てもらうことが必要な場合もあるかもしれませんね。ドクターの診断なら、納得できますよね。

ただ、自分からすすんで病院へ行ければ良いですが、家族に促されて受診するケースが多く、病院へ行く気になるまでに時間がかかるのだそう。

家族など周囲の者がどんなに躍起になっても、本人が自覚してやめると決意しないと、ギャンブル依存症からの回復は難しいのです。

本人が病院や施設に行く前段階として、家族のケアが先になることも多いのだそう。

ギャンブル依存症の治療薬ってあるの?

病院で治療できるなら、ギャンブル依存症の薬があるのでは?と思いますよね。

投薬治療をしている病院もあるようですが、実は、ギャンブル依存症に直接聞く治療薬はないのです。

ギャンブル依存症患者に使う薬は、興奮状態を抑えるものでギャンブルがしたくなくなる薬はないとのこと。

ギャンブル依存症の治療は病院と施設での違いは?

ギャンブル依存症は診断名「病的賭博」という精神疾患です。病気なら病院で治療するのが当たり前でしょう、と思われますよね。

しかし、投薬や手術などの治療がない病気なので、民間運営の依存症回復施設で支援をうけながら克服することもできるのです。

回復プログラムの違い

ギャンブル依存症の回復には、欠かせないことがあるので、病院と施設で回復プログラムに大きな差はないです。

  • ギャンブルから遮断する
  • ギャンブル依存症の学習
  • ギャンブル依存症を認める
  • ギャンブルに依存した自分を見つめ直す
  • 社会参加するためのリハビリ
  • 仕事への復帰や就労支援

病院や施設によって特色があるので、全く同じのプログラムではないですが、同じような回復プログラムを集団生活の中でしていくことになります。

回復施設の場合は、入所しながら就労体験を実施しているところもあります。

社会復帰に向けての取り組みは、回復施設の方が手厚いようです。

回復施設には医師がいませんが、医療機関と提携している施設もあります。

入院・入所の期間の違い

ギャンブル依存症で病院へ入院する期間は、長くて3ヶ月です。

依存症回復施設の場合は、1年以上の場合もあり入所期間が長いです。

ギャンブル依存症は、3ヶ月くらいで抜けられるほど甘いものではないので、病院だと退院後に再発する可能性も高いですね。

入院や入所している期間は、強制的にギャンブルから遮断されますが、外の世界に出るとギャンブルに接することを避けるのが難しくなります。

特に、パチンコ依存症の場合は、パチンコ屋が多く365日開店していますから、自制心が必要になります。

入院費・入所費の違い

ギャンブル依存症は保険診療が適用される病気なので、病院ですと健康保険が使えます。

民間運営の回復施設は、保険が使えませんし、行政からの補助もないので、全額個人負担になります。

月に20万円前後の費用が必要になるので、病院より負担が大きくなります。

スタッフの違い

病院のスタッフは、医師と看護師です。医療に関しての知識や対応は病院の方が優れているでしょう。

民間運営の回復施設のスタッフは、依存症からの回復者が支援にあたることも多いです。

体験した者でないと理解できない心の奥底の悩みを癒してくれます。当事者ならではの厳しい指導もあるかもしれませんね。

地域の依存症専門病院や回復施設は、地元の保健所や精神保健福祉センターに問い合わせてみると良いです。

全国保健所一覧 

全国精神保健福祉センター一覧 

病院でのギャンブル依存症の治療

ギャンブル依存症の病院での治療は、通院と入院があります。

ギャンブルの依存度が軽度の場合は、仕事をしながら定期通院でカウンセリングを受け、生活指導などになるでしょう。

患者のニーズに合わせて、デイケアサービスや、仕事をしながらの治療プログラム、仕事復帰や就職のためのリハビリなどをしている病院もあります。

ギャンブル依存症の回復には、家族の協力が欠かせないため、家族対象の相談を行っている病院がほとんどです。

通院治療では回復が難しい場合は、入院治療を勧められます。

ギャンブル依存症になると脳の機能が変わってしまうため、一生治ることはないと言われているので、ギャンブルから隔離する必要があるからです。

病院の場合、入院期間は長くても3ヶ月くらいです。

投薬や手術を受けるわけではなく、ギャンブル依存症の学習やカウンセリング、依存症の患者同士で体験を話し合うなどで、集団生活で回復を目指します。

心のケア的な部分が主な感じですね。

入院すると強制的にギャンブルができなくなるので、自力で断ち切るのが困難な人には入院治療が必要な手段ですよね。

ギャンブル依存症は病的賭博という精神疾患なので、病院で治療することで安心感や自己抑制力は大きくなるでしょう。

ギャンブル依存症は、病的賭博という診断名の病気なので、保険診療が受けられます。

退院後も定期的に通院して、カウンセリングを受け指導をしてもらう方が良いです。

ギャンブル依存症は精神疾患なので支えが必要なところがありますから、通院することで回復意識を維持することも必要ですね。

施設でのギャンブル依存症の回復支援

ギャンブル依存症は病院以外に依存症回復施設でも、集団生活をしながら回復プログラムを受けることができます。

施設に入所するので、強制的にギャンブルができない環境になります。

入所期間は病院より長く、1年以上になる場合もあります。

ギャンブル依存症の学習やカウンセリングを受け、自分を見つめ直しながら集団生活をしていく中で社会復帰を目指すプログラムをすることになります。

回復プログラムに違いはありますが、病院でも施設でも大筋は同じですね。

また、施設によって取り組みに違いがあります。どんな施設でも特色があるので違いがあっても当然でしょう。

病院治療との大きな違いは、支援してくれるスタッフです。

依存症回復施設の支援スタッフは、依存症からの回復者が多いので、入所者の心の奥まで共感したケアが望めます。

当事者でなければ分からないことってありますから、辛い気持ちを理解してもらえることは大きいですね。

ギャンブル依存症から立ち直り、スタッフとして働いている姿を目の当たりにすることも気持ちの支えになりますよね。

ただ、民間運営なので、病院よりも費用が高額になることが多いです。月に20万円前後は必要になるでしょう。

回復施設は入所期間が長いですが、ギャンブル依存症は完治することはないので、退所後に再発する方もいます。

そんな方のために、アフターケアを実施している回復施設も多いです。

病院や回復施設を利用できない場合

病院での入院治療や回復施設の入所ができない人の方が多いのではないでしょうか。

ギャンブル依存症専門の病院や回復施設が地元になかったり、費用的に無理があったりすることもありますよね。

そんな場合は、自力で回復を目指すことになります。

しかし、自分の意思だけで回復するのが困難な人が多いのも現実なんです。

では、どうすれば良いのかというと、GAというギャンブル依存症の自助グループに参加することですね。

ギャンブル依存症の自助グループでは、当事者が定期的にあつまり、自分の体験を打ち明けあうことが主な活動です。

他の人の体験や取り組みを聞いたり、自分の悩みを聞いてもらったりすることで励まし合える環境に身をおくことができます。

そういった人との交流がストレスになる人もいるので、何度か参加してみて自分に合うなら積極的に参加すると良いです。

GA(ギャンブル依存症者のための自助グループ)

病院や施設を利用する場合でも、協力してくれる家族がいることが望ましいですが、自力で回復を目指す場合は、家族の協力は欠かせません。

家族と一緒にギャンブル依存症について学び、家族に支援してもらいましょう。家族のための自助グループもあります。

ギャマノン(家族の自助グループ)

まとめ

ギャンブル依存症は、病的賭博という診断名の病気です。

病気なので病院で治療することができますが、病院以外でも民間運営の回復施設を利用することもできます。

そこで気になるのが、病院と施設の違いではないでしょうか。

回復支援は病院や施設によって違いがありますが、特に費用やスタッフの違いは病院と施設で大きく違いますね。

  • 回復プログラムはほぼ同じ
  • 施設の方が支援が手厚い傾向あり
  • 施設の方が長期にケアできる
  • 施設スタッフには依存症回復者がいる
  • 病院は医療機関なので安心
  • 病院の方が費用が安い

病院・施設どちらも一長一短ありますが、最終的には自分に合うかどうかになります。

自力でギャンブルから抜け出せないなら、病院や施設の利用を検討してはいかがでしょう。

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