ギャンブル依存症の家族が絶対してはいけない事・やるべきこと

ギャンブル依存症は本人だけでなく家族も苦しめます。

ギャンブル依存症を克服するには、家族の協力が欠かせません。しかし、対応の仕方によって悪化させてしまうこともあります。

今回は、ギャンブル依存症の家族がやってはいけない対応と、やるべきことについて取り上げていきます。

ギャンブル依存症の家族がしてはいけない対応

ギャンブル依存症は、回復はあっても完治することはない精神的な病気です。

本人の意思だけでは克服が難しく、家族の協力が必要ですが、間違った対応をすると悪化させてしまうので注意が必要です。

ギャンブル依存症の家族が絶対にしてはいけない対応をあげてみますね。

  • 借金の肩代わりをする
  • お金を与える
  • 責める
  • 突き放す
  • 共依存する

借金の肩代わりをする

ギャンブル依存症になると、ほとんどの人が借金をするようになり、返済できず悩むことになります。

自分ではどうにもならなくなって家族に泣きついてくることもあるでしょう。

その借金の返済を家族が肩代わりしてしまうと、本人は「借金してもどうにかなる。誰かがなんとかしてくれる。」と、懲りずに借金してギャンブルにつぎ込みます。

どんなに苦労することになっても、借金の返済は本人にさせなければギャンブル依存症は克服できません。

お金を与える

自分で自由に使えるお金をギャンブルで使い果たしたら、家族にお金の無心をしてくることがあります。

ギャンブル好きでパチンコや競馬などに頻繁に通っていることを知りながら、お金を無心してくる度に、言われるままにお金を与えることは依存症を支援しているようなものです。

お金をあげないとキレる、お金を渡さないと借金する、などと危惧して渡す場合もあるかと思います。でも、言われるままにお金を与えないことです。

また、ギャンブルに使うとは言えないので、なんだかんだと嘘の口実でお金を出してもらおうとします。

嘘を見抜けないうちは仕方ないかも知れないですが、家計を脅かすようなお金の使い方をしている場合には、ちゃんと話し合うことも必要でしょう。

いずれにせよ、お小遣いの範囲以上にお金を無心してくるときは、ギャンブルにのめり込んでいる可能性があります。

責める

ギャンブルで借金を作ってしまったり、家庭を振り返らずギャンブルにのめり込んでいたりすると、責めたくなりますよね。

ギャンブルをしない人にとっては、ギャンブルで借金なんてあり得ないことで、愚かなこととしか思えないでしょう。

カスだクズだとさげすみ、ダメな人間、生きてる価値がないと責めたところで、ギャンブル依存から抜け出すことはできません。

本人も自分はダメな人間だ、ギャンブルなんかやめたい、と、思っていることも多く、そう思っていてもやめられないのがギャンブル依存症なんです。

本人の意思だけではどうしようもない精神的な病気なのです。

責められると余計に辛くなり、ギャンブルを逃げ場にしてしまうこともあります。

突き放す

ギャンブル依存症の家族は、一切の援助をせず突き放すことだと言われていたりします。

確かに、借金の肩代わりなどの援助はダメです。

しかし、「親子の縁を切る。勘当だ!出て行け!」とか、「今度ギャンブルしたら離婚よ!自分でなんとかしなさい!」などと、突き放してしまうのはどうでしょう。

縁を切ってしまうことで問題が解決するでしょうか。

ギャンブル依存症は家族の協力なしで、本人だけの力で克服するのは困難なのです。突き放すだけでは依存症の回復対策になりません。

家族に突き放されたことで、最悪の場合、自殺を考えてしまうことだってあるのです。

共依存する

肩代わりして夫の借金がなくなれば、きちんと仕事に行ってくれて生活も困らなくなる、そうしないと自分の生活も困る。

息子が借金で一生を棒に振ることになったら、親も落伍者のように落ちてしまう。

などなど、ギャンブル依存症の本人が落ちてしまうと、自分にも影響があるといった依存症になってしまい、してはいけない援助をすることがあります。

なんとかしてやらなければ自分も困るといった脅迫感から逃れようと行動することは、共依存になり、問題は解決しません。

ギャンブル依存症の家族の接し方

ギャンブル依存症は本人だけでなく、家族も辛い思いをしますが、共に戦わなければ回復することも困難になってきます。

家族が気付くこと

残業、休日出勤と嘘を言って毎日仕事帰りに閉店までパチンコに行く、出張と偽って競馬場に行くなどでお金が必要と嘘を言っていたりします。

家族が気が付いていれば良いですが、気付かぬままギャンブルすることを援助してる場合もありますよね。

金遣いが荒い、帰宅が遅い、消費者金融から督促状が届くなど、家族が異変に注意して気付いてあげることが必要です。

ギャンブル依存症について学ぶ

ギャンブル依存症になると、やめたくてもやめられなくなるなるのは、脳が変化してしまうからです。

本人の意思だけでは回復するのが難しい精神的な病気であることを理解しないと、ダメ人間の烙印を押してしまい、追い詰めてしまうこともあります。

家族がギャンブル依存症について学び、理解することが必要です。

依存症者の家族や身近な人のための「ギャマノン」という自助グループに参加すると良いでしょう。

ギャノマン

ギャンブル依存症になっていることに気付かせる

本人はギャンブル依存症になっていると気づかない、あるいは自分は違うと認めようとしません。「やめようと思えばいつでもやめられる。」なんて思っているのです。

でも、実際にはやめられないんですよね。

いくら家族が躍起になっても、本人がギャンブルをやめたいと本心から思わないことには、ギャンブル依存症を克服することは無理なんです。

生活費までギャンブルにつぎ込んで生活が困窮していたり、これ以上借金ができないまで借りてしまい、どうにもならない状態になるまで懲りないかもしれません。

援助をせず見守って、本人に絶望的な危機感を体験させることが必要な場合もあります。

本人にギャンブルをやめたいという意思があれば、依存症患者のための自助グループ「ギャンブラーズ・アノニマス(GA)」に参加させると良いでしょう。

全国のギャンブラーズ・アノニマス一覧

ただ、自助グループに参加しても克服できない場合もあります。そんな場合は、病院治療や回復施設の利用も必要になってくるかもしれません。

病院や施設を利用する際には、家族も付き添って指導を受ける方が良いですね。

ギャンブルに依存した原因を探って取り除く

ギャンブルに依存するようになったのは、生活環境や職場環境でのストレスが引き金になっていることがあります。

本人とよく話し合い、ストレスになっていることがあれば、取り除く対策も必要ですね。

転職が必要だったり、家族間の接し方など生活環境の見直しを家族と共にしていくことです。

家族がお金の管理をする

ギャンブル依存症になってしまうと、手元にお金があるとギャンブルに走ってしまいます。

現金を持っていなくても自由にお金を引き出すことができれば同じことです。

なので、家族がお金の管理を引き受け、毎日、必要最小限のお金だけを渡すようにした方が良いですね。ただし、本人が本気でギャンブルをやめると決心していることが前提です。

ギャンブル依存の家族にありがちな対応

家族の対応の仕方でギャンブル依存症を援助してしまう代表的なケースをあげてみますね。

ギャンブル依存症の親にありがちなこと

子供がギャンブル依存症になったことが親の責任とはいいませんが、我が子可愛さで依存を助長してしまうことがあります。

借金に困っていると泣きついてきたら安易に肩代わりしたり、小遣いが足りないと無心してきたらお金を与えていたりしがちです。

我が子に苦労させたくない親心から、ギャンブル依存を悪化させることをしているのです。

お金に関しては、心を鬼にして自分で解決させることが必要です。

ギャンブル依存症の旦那に共依存する妻

ギャンブル資金を出してあげないと逆ギレする旦那に屈して、平穏に暮らすために要求されるままに追加のお小遣いをあげてしまう。

ギャンブル以外は申し分なく、優しくて家事や育児も手伝ってくれる旦那との結婚生活を維持するために、生活が苦しくなっても節約でなんとかしようとする。

旦那の借金を返済するために自分の給料を充てたり、自分も働き始めたりと自分を犠牲にしてまで旦那を援助する。

理解があり協力的な妻の対応ですが、妻が何とかしてくれるので旦那は懲りないですよね。

懲りないからギャンブルをやめられないし、一生援助生活が続くかもしれませんよ。

主婦がギャンブル依存になる一番の原因

ギャンブルにのめり込む専業主婦も増えています。

普通に生活していれば、旦那の給料だけで余裕で暮らせるはずだったのに、ギャンブルで多額の借金を作り、家族を失う主婦の例もあります。

お金に困っていない、旦那と子供を送り出したら暇な時間がいっぱいある、そこでハマった趣味がパチンコだったりするのです。

そんな主婦がギャンブル依存症になる一番の原因は、家庭内の孤独です。

仕事熱心で帰宅が遅い旦那との会話は、「めし、風呂、寝る」だけで寂しい思いをしていたりします。

子育てで悩んでいても相談もできない、会話がない夫婦関係の寂しさを埋めるために、たまたまやってみたパチンコにハマるケースは多いですね。

まとめ

ギャンブル依存症の家族がどうすべきかまとめてみます。

ギャンブル依存症の家族が絶対にしてはいけない対応は以下のような行為です。

  • 借金の肩代わりをする
  • お金を与える
  • 責める
  • 突き放す
  • 共依存する

安易に借金の肩代わりをしたりお金を与えるのは、ギャンブル依存症の悪化を支援することになりかねません。

しかし、本人を責めたり突き放したりするのは、追い詰めるだけになってしまいます。

では、家族はどんな対応をすれば良いのでしょうか。

  • 家族が気付くこと
  • ギャンブル依存症について学ぶ
  • ギャンブル依存症に気付かせる
  • ギャンブル依存の原因を探って取り除く
  • 家族がお金の管理をする

ギャンブル依存症は本人だけでは回復が難しい病気です。家族の協力は欠かせませんから、共に戦う覚悟が必要です。

本人が自らの意思で、自ら苦労しながらも克服することが肝心です。家族は本人が挫折しないように支えてあげることですね。

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